建物調査・インスペクションについて
よくいただくご相談
- 既存施設の建て替えかリノベーションで迷っている
- 建物の状態を確認したいが、どこに依頼すべきかわからない
- 施設の見えない設備の部分が安全な状態か確認してほしい
- 天井から雨漏りしているため建物の状況を確認してほしい
- 施設の壁にひびが入っているため建築士に建物診断を依頼したい
建物調査(インスペクション)ならやまと建築事務所にお任せください。
「建物調査(インスペクション)」とは建築物の劣化状況を把握するための調査のことです。言わば建物版の人間ドックのようなものです。施設の老朽化が進んできたなと感じている方は建物調査の実施をおすすめします。
私たちはお客さまの建物をプロの視点で調査・分析いたします。その上で建物を価値あるものとして維持するため様々なご提案も可能です。
診断にあたっては、現地での目視・触診・打診による調査、建物管理者からのヒアリングによって建築・設備の経年使用による劣化の状況を把握します。また、調査後は劣化状況に関するレポートを作成・提出します。
建物調査は既存の建物がリノベーションして再利用できるかどうかを判断する材料にもなります。
建物調査を実施することで、劣化部位が分かるだけでなく、リノベーションの概算費用も把握することができます。しかし、経験と専門性が求められる内容が多いため、契約「前」の物件チェックに建築のプロである建築士が立会うことをお勧めします。
やまと建築事務所ではオフィスやクリニック、福祉施設など様々な用途の建物調査に対応しています。「老朽化が気になる」「建て替えかリノベーションかを検討している」という方は私たちにお任せください。
このような方にお勧めです
新築かリノベーションで悩まれている方
施設の新築または、リノベーションで悩まれている場合は、建物調査の実施をおすすめします。
そもそもリノベーションを行うためには建物調査を行い既存の施設でリノベーションが可能か判断する必要があります。
建物調査を実施することでリノベーションにかかる費用の概算も把握することができるため、結果をもとに新築とリノベーションのどちらが最適か検討することができます。
適切な施設の修繕費用を把握したい方
建築物は建てられた瞬間から徐々に劣化が始まります。特に利用者の多い建築物は劣化のスピードが速く、様々な箇所の修繕が必要になります。
オフィス等の施設の建物調査は専門性が高く、建築的知識を有する専門家でなくては、修繕が必要な箇所やどのような修繕方法が最適なのか判断することは難しいです。
そのため、修繕で発生する費用が適正価格なのかを把握できず、必要以上に費用を負担しているケースもあるようです。
適切な施設の修繕費を算出するためには、劣化状況をしっかりと把握することが必要です。
中古物件の購入を検討されている方
中古物件を購入する際は契約を結ぶ前に建物調査を実施しましょう。
中古物件を購入するのは決して安い買い物ではありません。やまと建築事務所は中古物件の購入を検討されている方々が購入後、建物の都合で様々な影響が出ないよう契約前に建物調査を行うことをおすすめしています。
建物調査を行うことで、施設の修繕が必要な部分やそれにかかる概算費用を知ることができます。
中古物件の購入を検討されている方は契約される前に、建築のプロである設計事務所に建物調査の実施を依頼することを強くお勧めします。
建物調査の内容
インスペクション(建物診断)の診断箇所は大きく分けると「外部」「内部」「設備機器」の3つの項目に分かれます。
外部調査
主に建物の「外壁」「屋上」「外周」を調査いたします。
建物は経過年数とともに使用されている資材が劣化し建物性能は徐々に低下していきます。現状の劣化状況を専門家としての視点で把握いたします。
調査箇所 | 調査内容 |
---|---|
基礎 | コンクリートのひび割れ、欠損、劣化などを確認します。 |
外壁 | タイルの浮き、ひび割れ、欠損、シーリング材の破断欠損などを確認します。 |
軒裏 | ひび割れ、欠損、雨漏り跡、シーリング材の破断欠損などを確認します。 |
屋上 | 防水層の破損、ずれ、パラペットのひび割れなどを確認します。 |
バルコニー | 防水層のひび割れ、劣化などを確認します。 |
※屋上の調査は歩行など通常の手段により移動できる位置から行うもので、足場の設置等を要しない場合に実施します。弊社では必要によりドローンによる調査も行っております。
内部調査
主に「床」「壁」「天井」を調査いたします。
調査箇所 | 調査内容 |
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床 | ひび割れや劣化、沈み、傾斜などを確認します。 |
壁 | 雨漏り跡、ひび割れや劣化、傾斜などを確認します。 |
天井 | 雨漏り跡、ひび割れや劣化などを確認します。 |
建具 | 動作の確認をします |
床下 | コンクリートのひび割れ、欠損や木材の蟻害、腐朽などを確認します。 |
天井裏 | 構造材の劣化、欠損、雨漏り後などを確認します。 |
安全な改修を実施できる知識があるか
建築設備とは空気・水・電気・ガスなどを選んで使えるようにする機械・配管配線・器具などで構成されるシステムのことです。そのため、設備故障の部位によっては、建物の機能が停止してしまい生活できない状況になる危険性があります。このような状況を事前に回避するためにインスペクション(建物診断)を行い、適切な設備診断を実施します。
調査箇所 | 調査内容 |
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給水設備 | 配管の通水及び漏水などを確認します。 |
排水設備 | 配管の滞留、漏水などを確認します。 |
換気設備 | 換気扇の動作、異音、ダクト音などを確認します。 |
電気設備 | 照明器具や防災照明の点灯確認をします。 |
※消防設備の調査については別途協議の上調査を行います
建物調査の流れ
お申込み
お電話、メール、FAXなど、ご連絡をいただければ、インスペクションについて詳しくお話させていただきます。内容にご納得いただけた場合、次の流れに進みます。
※インスペクションのご相談は首都圏のみの対応となります。
必要書類の準備
建物の平面図、立体図などできるだけ多くの参考資料をご用意下さい。
現地調査
日程を調整した後、お客様同行の上、現地の調査を行います。
調査結果の概要は現地でお知らせします。
報告書
定期報告が受理されましたら、請求書を送付いたします。
調査日より一週間以内に報告書を作成いたします。
今後の住宅購入やリフォーム・リノベーションにご活用いただけます。