飯詰の家(秋田県美郷町/専用住宅)

 核家族での持ち家率が高まり、外出は車移動が当たり前の今日。家族のプライバシーが保てる暮らしの反面、地域や近隣の人々など、家族以外の人との交流がしずらい暮らしになっている。外に対して閉じた暮らしは、将来子供が巣立ち、高齢夫婦のみ、または、単身世帯となったときに孤立化(こもりがち)のリスクが危惧される。
 本住宅のコンセプトは「開く家」。人が集う場を、家および敷地の中にプライベートレベルを分けて分散させた。外部に対して「開く・閉じる」をコントロールしながら暮らすことで、将来を見据えた人とつながる新しい住まいとなる。
 建物仕様は、高気密・高断熱に加え外付けブラインドを設置するなど熱負荷を小さくし、省エネ住宅HEAT20G2レベルを達成している。本プロジェクトは、小田島工務店とのコラボレート住宅となっている。

建築主:株式会社小田島工務店
所在地:秋田県美郷町飯詰
構造規模:木造2階建て
延床面積:124.76㎡
敷地面積:268㎡
竣  工:2022年5月

建築相談受付中 TEL:0187-73-5955

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