共栄メディカル様
今回は地元秋田県大仙市に拠点を構え、医療介護福祉用具のレンタル販売事業を展開されている有限会社 共栄メディカルの代表取締役 藤澤 和宏氏にインタビューさせていただきました。
共栄メディカル様は新規事業として高齢者施設(デイサービス)「コンパスウォークみさと」を立ち上げ、運用を開始されました。今回は新規事業に踏み出した背景や経営において大切にされていること、今後の展望などをお伺いいたしました。
今回実店舗を設けようと考えた背景を教えてください
弊社には「自立を助け、絆をつくり あたたかい未来を創造する」という理念があり、ずっとそれを実現させるための事業を探していました。
もともと、弊社は介護用品や福祉用具のレンタル・販売事業を中心に行っていましたが、秋田県の人口が減少し、高齢化人口が50%になるといわれる今日、既存の事業だけではダメだと感じて、私の中にある「先祖から受け継いだものを次世代に繋いでいきたい」「地域経済の一助となるような働きがしたい」何より「この経営理念を実現させたい」といった思いを実現させるために実店舗を設けようと考えました
やまと建築事務所に依頼された理由について
やまとさんに依頼したきっかけは、以前いただいたパンフレットに記載されていた「幸せの場をつくる」という理念に共感したからというのが一番です。
ご高齢の方は「自立したい」「やれることを増やしたい」「地域の方との絆・繋がりを感じたい」と感じられているんです。それを実現させるための施設で働くスタッフにも幸せを感じてもらいたい。そういった思いから松塚さんや戸嶋さんが大切にされている理念に共感し、実店舗を設けるところまで至りました。
やまと建築事務所の対応はいかがでしたか?
建物の打ち合わせよりも、自分たちの理念やこれからの話に集中して時間をくれたのがよかったです。
もちろん、事業を確定させるのにあたり、候補地の選定や商圏分析、利用者数を含めた収支計算もしっかり対応していただきました。でも、結局は松塚さんの人柄に惹かれたのが決め手ですね。
本当に段取りもよかったし、地域経済のスピードも意識して、今やるべきことを一緒に進めることができたのが嬉しかったです。
本当にやまとさんに出会えていなければ実現していない事業なので本当に感謝しています。
プロジェクトを進める際最も苦労されたことは何ですか?
一番苦労したのは事業再構築補助金ですね。あとは、これからの問題になると思いますが、理念に共感して行動してくれる方をどれだけ増やせるか。これに尽きます。
この事業に着手することについて、社内への説明不足が大いにあり、批判的な態度や意見を言うスタッフもいました。私が大いに反省すべき点です。やはり人は変化を嫌うところがありますので、それも仕方ないとは思います。時代の転換期である現在、私は理念に沿って適切に変化していくことが重要だと考えています。これからは私も含めて「私が変われば会社が変わる」ということを前提に、いかに理念に共感してくれる仲間を増やすかということが私の課題です。
今後の展望について
今回はご縁もあって高齢者の方の自立支援事業を行っておりますが、次は障がいを持たれている方々のご支援をしたいと考えています。
まだまだ秋田県には障がいを持つ方々に対する施設は不足していますので、私たちの理念でもある「自立を助け、絆をつくり あたたかい未来を創造する」を実現させるためにも、「生活の糧、住む場所」ここを提供したいと考えています。
私は共通の想いを持っている人がどれだけいるかが大事だと思っています。
これは、やまと建築事務所さんとしかできないと思っています。
今後もよろしくお願いいたします。