建物状況診断(施設系インスペクション)
やまと建築事務所では、秋田県を中心に社会福祉施設や商業施設、事務所等の建物診断を行っております。
昨今では、高度経済成長期に建てられた建物が老朽化してきており、建替えも含めてどのように施設管理をしていくのかというのが問題がよく取り沙汰されています。インスペクションを行うことで、現在の建物の状況を把握し、修繕の必要の有無を把握することができます。これを行うことにより、将来的に発生する修繕やランニングコストの把握にも役立てることができます。
私たちは、様々な用途の建築物の状況診断と、それに付随するサービスを行っております。既存施設の再利用や長期運用を検討されている方はお気軽にご相談ください。
■対象となる建物
■医療・福祉施設(クリニック、高齢者GH、特養、障がい者グループホーム等)
■学校・保育施設
■商業施設(事務所、店舗)
■宿泊施設(ホテル、旅館、民泊)
■公共施設・庁舎
■実施のメリット
■現在の劣化状況を知ることで設備の修繕時期が分かる
■劣化状況と修繕箇所を把握することで修繕費用を把握できる
■建替えや全面リフォームも含めた修繕施策の検討材料として役立つ
■中長期修繕計画の策定に役立ち、将来の修繕費用の算出に役立つ
■定期報告も実施することができる
■運営管理支援(中長期修繕計画の策定・定期報告・リニューアル)
やまと建築事務所では、以下のような継続的な建物の運営管理支援を行っております。
「中長期修繕計画の策定」「定期報告」「リニューアル」
■中長期修繕計画とは
中長期修繕計画とは…
建物の現在から未来へのランニングコストを “見える化” し
経営計画の明確化を手助けするものです
■建築物のランニングコスト
建築物のランニングコストは主に下記の3つで構成されています。
そして、事業運営者はそれぞれのコストに対してイメージ図のような対応を行うことが事業運営の際には大切です。
■運 用 費 – 水道光熱費、人件費などの病院の営業に必要な経費 –
■一般管理費 – 税金・利息・保険などの病院の管理に必要な経費 –
■修 繕 費 – 建物の原状回復や現状維持のための修繕維持費 –
■ランニングコストにおける修繕費
建築物のランニングコストにおいて、「修繕費」は「運用費」「一般管理費」と異なり変動があります。修繕費への意識は遠のきがちですが、経営者は修繕費に関してもしっかりと把握しておくことが大切です。
それに加えて、修繕費の費用負担は想像よりも大きくなることがあるため注意が必要です。修繕費の金額相場としては、新築費用の2.5~3倍かかることが多く、尚且つ一回ではなく複数回修繕を行う必要があることが多いことにも注意が必要です(一般的な建物本体の寿命は80~100年、建築設備の寿命は20~25年)。
■中長期修繕計画のメリット
中長期修繕計画の役割は “修繕費の見える化” ですが、より具体的には以下の3点が把握できます。
1.設備の修繕時期
2.修繕箇所
3.修繕費用
この3点が把握できれば、変動費が的確に把握できるようになるため、経営計画が立てやすくなります。